2016年12月26日  話数別感想 

フリップフラッパーズ12話

 フリップフラッパーズ12話がもう一つだという意見をたくさん見た。前半と別のアニメのようだとか、セリフ回しが変わってしまったとか、ワクワク感がなくなったとか。私にも少しわかる。それでも私は12話のことを面白いと思った。マイナスの点が見えているのに面白いとはどういうことか。考えてみたいと思ったので、このアニメのことをよくわかっていない身ではあるが、書き残したい。

 前半に惹かれて見続けた人が後半をいまいちだと感じるのはなぜかというと、前半のようなアニメを1クール続けてくれると期待していたのに、そうならなかったから。では前半の魅力とはなんだろうか。一言でいえば勢いだと私は思う。フリップフラッパーズはあまりイベントの手数が多くなくて、複雑なストーリーを楽しむものではない。奇妙な設定やダイナミックな絵の動き、絶妙な音楽をもって、キャラの一つ一つの行動に強烈な説得力を持たせ、そしてなにより視聴者を飽きさせないことがウリの作品だ。わけがわからないことが起こっているけどなぜか楽しい、というような。

 物語を終わりに向かわせようとするとわかりやすい展開が求められて勢いは落ちてしまう。わけのわからないものがわかるものになっていくことの悲しみみたいなものがある。12話を含むフリフラ後半は作品の魅力である勢いにおいて前半に劣る。
 しかし12話は終盤用の説明的な展開も入れつつ勢いも止めないようにしようとする意思を感じた。これまでのピュアイリュージョンが再登場するボスラッシュ展開や、ロボと高速戦闘するヤヤカなどは見ていてとても楽しかった。
 そしてなんといっても一番はラストのパンチする場面。EDのイントロが流れる中の猛烈な切れ味、あの急激な流れはまさしくフリフラの勢いだった。ロボ(?)が倒されたときに闇ミミが映って、困惑したり怒ったり冷ややかな視線を送ったりしててもよかっただろうに、最後までパピココ2人を映していたのが最高に気に入っている。
 終わりに向かうために色々説明を入れながらも勢いを維持しようとする意思を感じられたことはとってもうれしくて、これが今回私が感じた面白さの源なんだろう。

 最高で完璧になるはずだったアニメの終盤がちょっと変わった形で現れて、しばらくおあずけを食らった後にちょこっと良い場面入れられたくらいで満足するなんて志が低いと言われるかもしれない。面白いのは認めるけどその上でいまいちだったんだと言われるかもしれない。でも面白かったんだから仕方ない。面白かったと言おうと思った。
 12話ラストから「お前のことをアニメで殺す」という声がはっきり聞こえた。きっとそれってとっても幸せなことだから。

 最終話楽しみにしています。
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