2016/04/30

2016年春アニメ 第1話感想 その26~その28

キズナイーバー

 岡田麿里の作品をそれほど沢山見たわけでないけど、キャラクターにどんどん試練を与えていき、キャラクターはそれに応えてどんどん自分の内面を明らかにしていくというイメージがある。本作はまさに「試練」と「内面」が深く関わっていて、存分に力の出せる展開と言えそう。

 園崎さんが良いキャラしてる。なんか壮大なことを言っているけど、今のところやったことといえば、嫌な奴に愉快なあだ名をつけたことくらい。面白人間の素質がある。漢字ばっかりの難しい名前を付けそうなところなのに、俗っぽい言葉を選んでいるところが実に良い。
 6人に7つの大罪を当てはめたということは、7つ目は自分自身なのだろうか。自分がどんな人間なのか愉快なあだ名とともに語ってくれる日がとても楽しみ。愉快なあだ名はその場でパッと思いつくのか、ネタ帳か何かにストックしておくのか、その辺りを妄想すると楽しいよ。
 二次元人は「(名前)・・・(名字)(名前)」と名乗ることが圧倒的に多いのに、「(名字)・・・(名字)(名前)」の順だったのも普通じゃない感があってグッドです。

 ただちょっと気になったのが、現代では人との繋がりが重要になっているというところ。逆なんじゃないかと思います。昔のほうがきつかったのではないかと。


SUPER LOVERS

 テンポの体感速度がとても高い。内容自体はスタンダートな導入だと思うんだけど、2話分を一気に見たような気持ち。なんでなのだろう。周りの情報を少なめにして、主人公2人を描くためにたっぷり時間を使ったからそう見えるのかな。
 とはいえ、きっちりやるべきことはやってるので嫌な感じはしない。
 野生児君よ、どんどん都会に染まっていくがいい。フヒヒヒ。


甲鉄城のカバネリ

 いやー、面白いです。
 第1話でしっかり世界観や人物を紹介していて、それでいて説明的なセリフの嫌味もなく、映像的な見せ場も複数ある。
 鮮やか。1秒たりとも無駄にせず情報を詰めこんでやろうという意思を感じた。

 武士と電車とゾンビとは、見たことのない組み合わせだ。オリジナル感とは、既存の物の組み合わせと、まとめる力から生まれるのだな。
 物語作りの練習で、様々な要素が書かれたカードを用意して数枚を選び、それらを使って話を作るという方法があるという。それで生まれたような不思議な組み合わせだと思いました。

 主題歌担当者、EGOISTとAimerの並びは強すぎる。少々内容が悪くてもカバーできるようなOPEDなのに、本編もしっかり面白いものだから、もう手が付けられないってものです。
スポンサーサイト



2016/04/24

2016年春アニメ 第1話感想 その23~その25

ハンドレッド

 いわゆるテンプレアニメ。ここまで類型が増えると、王道という言葉を使ったほうが良い気もする。王道作品を見るときに注目するのは、他作品と共通しているところと、他作品と異なるところの2つ。

 共通する点はなんと言っても序盤早々の決闘だ。これ本当によく見るNE!
 決闘の相手もすごい。金髪ツインドリルとは、なんてコテコテなのだ。久しぶりに見たこの髪型。

 主人公の相方に性別不明を置くのはちょっと珍しいと思う。性別不明者はマスコット的立ち位置が多いのに、この作品では暫定メインヒロインだし、物語の根幹にも関わってきそうだ。
 その上、栄光の第1話脱衣キャラだ。第1話で脱ぐというのは、この人が痴女でもない限り、作品の中心人物ですよと宣言されるようなものだ。それを性別不明者が担当すること、私は初めて見た。

 第1話に誰かが脱ぐ+会長は今から戦うからまだ脱げない=相方が脱ぐ=相方を可愛く描こう

という方程式が成り立ったのだろうか。王道作品は制約が多く自由度が低くなりやすいけれど、制約を守る中で色々な組み合わせが生まれるするのが面白い。
 ちょっとジャンルは違うけど、シドニアの騎士の相方はこんな感じだった。最終的にはメスになってしまったが、本sカウではどうだろうか。

 せっかく武器展開時の掛け声があるのだから、終盤の良い所でかっこよく使ってもらいたい。 
 

ジョーカー・ゲーム

 うん、面白い。
 一般人とスパイの考え方の違いを最初に示してもらえたのが良かった。スパイは自殺をしないってのはちょっと衝撃的で、そこでこの作品に一気に興味引かれた。

 登場人物みんなスーツ着てるから、特徴的な外見を持つキャラの多い現代アニメに慣れている私には、誰が誰だか見分けがつかないぞ。スパイだから、印象に残りにくいのが正解なのかもしれないけど。
 8人もいるスパイそれぞれに当番回があったりするのだろうか。この道を志した本当の理由がわかって、現状ロボットか人形のように描かれているスパイが、人間らしく見えてくる展開とか。あまり掘り下げすぎると、キャラがぶれるので、非常にリスキー。こいつこんなことする人物か?と視聴者に思われてしまってはおしまい。それでも、よくわからない人物ばかりを8人も抱えて話を進めるのも困難だろう。一体どのように構成していくのか、全く想像がつかない。 


聖戦ケルベロス

 露骨な説明の少ない、剣と魔法のファンタジー作品。私はこういうの結構好き。
 演出があまり良くないと思った。タメが少なく、盛り上がって欲しいところで盛り上がらないので、見ていて感情が動きづらい感じ。お話は悪くないので、良い場面で演出が邪魔をしないか、少し不安である。

 黒い鞘が剣に見えて、大切な場面でしか剣を抜かないと言ってるのに抜き身で持ち歩いてるな・・・・・・と勘違いしてしまった。  
2016/04/20

2016年春アニメ 第1話感想 その20~その22

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

 ネットスラングの微妙な古さが一番印象に残った。でもいずれも歴史に残る名スラング達だ。
 小説にスラングが出てくると高確率で腹が立つものだが、この作品はネット民がネットスラングを使っているだけなので特に問題ない。「だが断る」と大声で叫ぶこととかも無さそうで安心。
 
 本名をHNにするのが珍しいという世界観良いですね。ソードアートオンラインで本名由来のHNがドカドカバンバン出てきたのを見てめまいがした身としては、本当に安心できる。

 あまり関係のない自分語りを一つ。私の初めてのオフは何年も前のこと。自分の特徴を伝えて集合場所で待っていると、HNで呼びかけられた。当時私が使っていた、人間の名前になり得ないHNで。
 そのとき、これがオフなのだと悟ったんだ。それから何度もHNを呼ばれた。勝手がわからず、こういうとき本名伝えるものなのかな、などと考えていたら、時間が来てお開き。あまりにも非日常で、鮮烈な記憶です。
 今のHNはリアルで使える?微妙なところかな。きっと生瀬さんとかそんな感じなんだよ。



ビッグオーダー

 第1話で視聴者をひきつけようという意思をまるで感じない。
 序盤に見せ場を置くという、流行定や跡にとらわれず、やりたいことをやりたい順番でやっていく作品なのかも。私もそういうタイプなんだ。わかる、わかるよ。
 そう考えると応援する気持ちになる・・・・・・のかなあ?

 音楽がスタイリッシュなかっこよさを目指しているのに、映像は中二+熱血的なかっこよさを目指しているので、見事にかみ合ってない。一体どこへ行こうとしているのか。
 特に中盤、病院で戦闘が始まったシーンはすごかった。どういう気持ちで見ればいいのかわからない。

 全体的に単調なんだけど、主人公が勝利を決定付けるラストシーンは必見。こんなの見たことない。本当にそれでいいのか?という感じ。
 20分間「なんだこれ・・・・・・」と言いながら見てたけど、ラストで「なんだこれ!!!」に変わったよ。
 

少年メイド

 沢山の可愛い女の子が洪水のように押し寄せるこの時代、たまには可愛い男の子を見るのもいいものだ。生意気属性持ちは男の子の方がより活きる。
 この作品の雰囲気、優しい世界の良さは、回を追うごとに増していきそう。しばらく見続けてみよう。

 ちょいちょい、くまいもとこの声が聞こえる気がする。
2016/04/17

2016年春アニメ 第1話感想 その17~その19

三者三葉

 この作品の中心は葉山君と見つけたり。その性格の悪さが全体を引き締めている。

 三次元世界に聖人君子はそうそういないから、人は他の人を見るとき、良い所と悪い所を同時に探すもの。両方が無いと人間として不自然である。
 私が二次元世界の完璧キャラを見てもやもやした気落ちになるのはこれのせいだと思っている。
 反対に、悪さを強調されると一気にキャラは立つ。人間は悪いところあってこそ人間。美少女キャラも悪さあってこそ魅力的になるのだ。

 また、葉山君の性格が悪いからこそ、笑っていられる3人の時間が大切なのだと伝わってくる。

 腹黒キャラと明言されてはいるけど、男を引っ掛けようとしているというのは考えすぎ?髪の毛の結び方があざといから。
 でもそれなら眼鏡を外すだろう。あざとい人間が眼鏡をかけることはあまりない。
 葉山君、根っからの悪人ではなさそう。


 動画工房印のアニメーションだ。普通なら1アクションで済ませるようなところに4アクションくらい入れているように見える。
 元気な動きはいきいきしたキャラを作るための基本。とても大切なことである。


 沢山褒めたけど、総合的にはまずまずの域を出ていない。私が日常系に求めているものは切れ味鋭いギャグなので(日常系みるのやめたら?)。
 三者三葉は黒い日常系だと聞いて期待していたけど今のところそうでもない。まだ1話目だし、控えめなのかな。



うさかめ

 アバン?の台詞が終わってからOPが始まるまでに一瞬の間があった。それを見て、この作品はギャグアニメじゃないことを悟った。ギャグアニメならあそこに間は作らないはず。これは日常系アニメだ。ギャグアニメとして見るからてーきゅうと比較してしまうのだ。日常系アニメとして見よう。日常系アニメにも不思議ちゃんくらいいるでしょ。



ふらいんぐうぃっち

 とても良かった。

 この作品で描かれるのは我々の住むのと同じ世界に少しだけ不思議さが付け加えられた世界。何が飛び出すか全くわからない100%ワンダーランドでは駄目。
 それを実現するために、背景や人の動きなどが、アニメ向きに誇張されたものではなく、現実に寄せたものになっているのを強く感じた。街や人がそこに存在しているように見える。
 特に男の子の声が良かった。ギリギリまで現実声に寄せたアニメ声で、現実感に貢献している。
 「ふらいんぐうぃっち」という全てひらがなで書かれたタイトルはきっと、優しい世界を作り上げるための最後のピースなのだと思う。

 主人公ちゃんの肉体描写すごかったですね。欲望に忠実というか、いやらしいというか、とにかくこだわりを持って描かれているのが伝わってくる。愛がある。硬度、柔軟性、両方の意味で柔らかそう。
 スラッとして縦長なので165cmくらいと思ってたけど他の人と並ぶ場面を見るとそれほど大きくないのか。身長感覚を狂わされるほどのスタイルの良さ。
 若いのに謎の色気があるので23~26歳くらいだと思って見てたら、制服着て高校に入学したので驚いた。第1話で一番印象に残ったのはそれ。大人なのに自分のことを女の子と呼ぶなんて、そういう点でも魔女なのかなあ、みたいな失礼なことまで考えていた。すみません。
2016/04/14

2016年春アニメ 第1話感想 その14~その16

坂本ですが?

 原作漫画を少しだけ読んだことがある。ギャグ漫画として、衝撃的なまでに面白かった。でもアニメ化すると知ったときは少し心配だった。間の管理が非常に大切な作品だから。『日常』がアニメ化すると聞いたときの不安感に似ているかもしれない。

 この作品にどんなBGMがつくのか興味があった。なるほどこういうおしゃれ系なのか。
 笑えるかどうかという点では、はっきり原作に分がある。声とBGMが追加されたことで、面白さよりもおしゃれ感が勝るようになったのだろう。あの原作と真正面から争うこともないので、悪くない方針と思う。

 豪雨の中を歩くサイレント話が面白かった。またこういうのやってもらいたい。



ワガママハイスペック

 えっと・・・・・・商品についてくるおまけアニメじゃないんだよね?

 展開、キャラ名、服装、キャスト・・・・・・いろいろな要素からゲーム原作のにおいがする。アニメとゲームがこんなに別の路線を行っているのかと驚くくらいに。
 まあゲームほとんどやったことないんですけれどね。



Re:ゼロから始める異世界生活

 第1話1時間枠の『落語』。
 異世界転生の『このすば』。
 ループものの『僕だけがいない街』。
 ループものといえば同じ会社が作った『シュタインズゲート』という大作も思い出される。

 昨期の良作たちを中心に、何かと他作品と比較されそうな本作。ネット小説原作という事実も加わってもはや役満コースだ。即切りもありえたのだが・・・・・・。

 いや、これ面白いですよ。すごくいい。 

 一言で言うと雰囲気作りがとても上手い。話の中でほのぼのモードと殺伐モードを行ったり来たりするのですが、その切り替えが実にスムーズ。何度かある「あれ?雰囲気変わったな」という瞬間の、数十秒前から雰囲気を変えるための準備は行われていて、見ているときにはどこが切り替えポイントなのかまるでわからない。後から振り返って気がつくと、一本取られた気持ちになる。そういうポイントがいくつもあるものだから、もう夢中ですよ。
 雰囲気といえば、登場する世界も魅力的と思う。ちゃんと街があって、人が住んでいる。空間が広がっている。背景の買い物客が動くのが本当にすごい。ほのぼのパートのほのぼの感に一役買っている。

 お見事でした。